気になる喘息の発作
喘息は空気が通る気道、気管支に炎症がおきて、空気が上手くながれなくなってしまう病気でもあります。
そのことによって喘息の主な症状の喘鳴(ぜんめい)と呼ばれるのどがゼーゼー、ヒューヒューとなり、呼吸がしにくくなります。
この喘息でおきる喘鳴は、喘息がひどくなるにつれて、呼吸困難を引き起こしてしまいます。なので喘息は喘鳴を主にした発作を見極める必要があります。
喘息の発作は大きく分けて3つあり、小発作、中発作、大発作があります。
喘息の小発作は主に軽い喘鳴がでます。中発作は喘鳴と睡眠や食事の際に呼吸がしづらくなり、大発作になると喘鳴から呼吸が苦しく胸が痛くなり、チアノーゼがでたりします。
大人の喘息は子供がかかる小児喘息とは違い、症状は軽減したりするものの、完璧には治すことができないとまで言われているので、日頃から発作には注意しなくてはなりません。
喘息は空気を吸い込む力の強弱がとても重要なので、ピークフローで日常の様子を観察することが大切です。
このピークフローはピークフローメーターという器具を使うのですが、息を思いっきりはいた状態の数値を表すことで、自分で感じる息苦しさのほかに、客観的に気管支の状態を知ることができるものなので、喘息の人にとっては日常の管理ができますし、病院でも治療方針のひとつの目安にもなるのでとても大切だと思います。